2011/04/03 14:51:06
KAITOは定期的に泣かせたくなる不思議な存在です。
突然ですが、KAITOの「ふ」って発音が好きです。
他の音に比べて、すごく丁寧に発音しているように聞こえます。
あまりに優しく発音するので、ハッキリ元気よく、格好良くキリッと歌ってほしい時には困るでしょうが。
あと、「た」とか「と」のtの発音も、好きな時は好きです。ちょうどいい感じに破裂音が混じった発音は本当に人間の声のように思ったりします。
とか、声に聴き惚れつつ『Raindrops』を調教中です。課題曲は、歌詞でまだ迷っているので放置中。
悲しいとか、寂しいとか、どうしてとか、ごめんね、とかいろんな感情がぐるぐるしている曲で、もう何度も聴いています。
どちらかというとマイナスの感情がぎゅっと詰まっている感じがするんですが、相手の女の子の幸せを願う優しい曲、というのが私の感想。
なので、KAITOにも優しい気持ちで、ひとつひとつの言葉を大切に丁寧に紡いでほしい!と念じつつエディタに向かっています。
そのために、まず声作りを開始。
KAITOの声を構成する要素がいくつかあって、その数値を上げ下げして調整します。
「Brightness」は声の煌びやかさ?明るさ?を調整するもの。これを高めに設定すると元気な歌声になります。多分。
今回は呟くように歌ってほしいので、ガッツリ下げてみました。
するとですね、なんだか声の中に機械音が…。
いえ、KAITOもVOCALOIDですし、DTMですし、アプリケーションソフトウェアなんですが、つまり機械なんですが。
こう、冷蔵庫のモーター音みたいな「ブーン」「ビーン」って音が…。
一聞は百読に如かず、ということで。
例)冷たい夜、ぽつりぽつり、僕は泣いているの?いるよ
「僕は泣いているの?」の「ぼく」が特に酷いです。
伴奏と合わせたら解消するかと思いきや、そうもうまくはいきませんでした。好きな声になったのに…
音楽編集ツールに入れてあれこれ試してもみたんですが、退治できず。
仕方がないので、パラメータをいじって「Brightness」を倍の値にしてあげました。
例)「Brightness」を15→30に
まだ微妙に残ってはいますが、許容範囲…かな、と。
低すぎるとこんな問題が浮上するなんて……びっくりしました。ていうかKAITOって機械だったんだ…
『情動プログラム』や『恋のIT革命★』では、寧ろ機械らしさを出してもいいんでない?くらいの勢いでやっていたんですが、今回はより人間らしく柔らかく歌ってもらおうと頑張り中です。
うあああああああああああああああああああああKAITOの民族調コンピレーションアルバムが欲しいいいいぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!
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